脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ぞうきんがけは、腕の支持力や足の脚力などをバランスよく鍛えられるとても良い動きですが、
今の子ども達ができなくなっている動きの一つです。
今の環境では日常的に行なうことも難しいので、
運動遊びプログラムの中に取り入れています。
動きは通常のぞうきんがけと同じですが、コースを作って行ないます。
まっすぐ、ジグザグ、丸く1周まわるコースなどを作ります。
まずはまっすぐができたらジグザグへ移行していきます。
コースがジグザグになるだけで、方向転換力や空間認知、
先を見通す力が養われ、効果的な動きになります。
ただのぞうきんがけでも、遊びとして取り入れることで子ども達も抵抗なく受け入れ、
楽しく行なうことができるので、力の育成のために遊びこんでいきたいと思います。
今年度もありがとうございました。
また来年度も子ども達が楽しく取り組めて、
心、身体、脳の発達がどんどん促せる療育を提供していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
今日ご紹介する運動療育プログラムは、鉄棒の「すずめのポイントジャンプ」です。
まず、鉄棒に飛び乗ってすずめさんの姿勢を作ります。
肘をしっかり伸ばし、足もまっすぐに伸ばしたら、
足を大きく前後に振って反動をつけ、後ろにジャンプして降ります。
これを何度かやってみたら、今度はここまで跳ぶという目標を決め、
テープなどで印をつけておき、そこを目指して跳んでみます。
目標を決めて跳ぶことで、より後方への意識が強まり空間認知力が育ちます。
普段の生活の中で後ろの空間へ意識を向けて動くことは
あまりないことだと思うので、こんな遊び方で経験を増やし、
より多くの力の育成を目指したいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
今日ご紹介するのは、スキップの前段階のギャロップ遊びです。
片方の手足をリズム良く動かして跳びながら進んでいきます。
スキップと同じように一定のリズムを維持して動くことが必要になります。
そのためにはリズムを記憶しておかなければいけません。
そして、記憶したことを脳にとどめながら引き出すことで、
記憶の操作をする力が身についていきます。
この力が育つと、先を見通した動きができるようになるので、
運動以外の日常生活の中でも役に立ちます。
また、ギャロップやスキップで足腰を鍛えることは
良い姿勢を作り維持することにも効果があるので、
学習面の向上のためにも積極的に行って力をつけたいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
私たちが何かを思い出そうとするとき、考えるときに脳は活性化します。
例えば「”あ”から始まる言葉を3つ」「緑色の野菜を3つ」と指示されて
答えを考えるときに脳がよく働くので、大人でも良いトレーニングになります。
これを、大縄を跳びながら行う遊びが「イメージ縄跳び」です。
縄を跳び始めたら、先生が質問をするので、跳びながら答えます。
考えることに集中しすぎて足が止まってしまったり、
縄を跳ぶことにしか意識が向けられないと成立しないので、
その子によって縄を回したり、揺らすだけの小波跳びにしたり、
速さを調節したりしながら遊んでいきます。
質問に答えることが難しい場合は、名前や今日の日付にしたりしながら
楽しさがなくならないように配慮して遊んでいます。
できるようになってきたら少しずつレベルアップして、
達成感や自信も感じながらできるようにしていきたいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
子ども達の好きな遊びのサッカーは、
ボール、敵、味方、ゴールなどを常に見ながら動くという
かなり高度な能力を必要とする遊びです。
上達のためには視野を広げ、目線をあちこちに配ることも必要です。
今日はその効果がある平均台遊びをご紹介します。
平均台を2本用意して、少し間を空けて平行に並べます。
子ども達はその上を両足で歩いて行きます。
狭い足場の上を歩くので、つい目線を足元だけに向けてしまいがちですが、
足元ばかり見ているとバランスを崩しやすくなります。
目線は足元と数メートル先の両方を見るようにして、
落ちないようにバランスをとりながら歩くようにします。
目線を動かしながら歩くことで、視野を広げて周りを見ながら動く練習になります。
また、足の親指の感覚を研ぎ澄ませて足場を確認することで
目と足の距離感を正確につかむこともできるようになります。
スピードよりも正確さを重視し、能力アップを目指したいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
子ども達が大きくなって、良好な人間関係を築きながら
苦痛を感じることなく社会生活を送っていくためには、
社会性やコミュニケーション能力を上げることが重要になります。
他人への気付きや理解を高めることを、遊びを通して身に付け、
一人一人の能力を育てていけるように活動していきたいと思います。
今日ご紹介するのはクマ歩きのアレンジの遊びです。
クマ歩きは通常1人で行う動きですが、そこに「さつまいも」をプラスして
2人で一緒に進んで行く遊びになります。
まずは1人が床に体をまっすぐにして寝転がり、さつまいもになります。
もう1人はその上に覆いかぶさるようにクマさんになり、
2人で息を合わせて進んでいきます。
特にクマさんの子は、進行方向を確認しながらも
さつまいもの子にペースをあわせなければいけません。
さつまいもの子も、クマさんの動きを意識しながら
進路が曲がらないように調整しながら動きます。
お互いを意識して、動きを合わせようとすることで
社会性やコミュニケーション力の向上につながります。
途中で声を掛け合ったりできると、より良い活動になりますね。
少しずつそういったこともできるように工夫していきたいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
発達障害の子ども達はが苦手としていることの一つに
物との距離がつかみにくいということもあります。
運動療育プログラムにはこの空間認知能力を育てるものがたくさんあります。
遊びは子どもにとって一番の学びの時間です。
楽しく遊びながら能力アップを目指していきましょう。
今日は「つま先うしろ歩き」のご紹介です。
床に1本線を引き、その上を後ろ歩きで落ちないように渡ります。
後ろ向きで歩くことで後方への意識が強くなり、足の指先への集中力が増します。
1本線の上を歩くので、落ちないようにバランスを取る必要があり、
これによって普段転びやすい子も転びにくくなります。
後ろが見えない状況が怖い子には先生が付き添い
手をつないだり安心できるように声をかけながら行うようにしています。
このように、方向や進み方を変えることで効果的に力を育てることができます。
集中して進んでいき、やり終えた時は大きな達成感を感じることができます。
一人一人の集中できる時間なども考慮しながら
無理なく行えるようにしていきたいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
今日ご紹介するのは「集合ゲーム」です。
始める前に子ども達と集合場所の確認をしておきます。
赤いマットや緑のマット、鉄棒の前、〇〇先生のところなど、
いくつかの場所を決め、指示された場所に素早く移動します。
先生の指示をよく聞いて場所を判断し、動けるようにしていきます。
慣れてきたら指示の言葉の中にひっかけも入れたりするので、
さらに聞く力、認識力、判断力などが育ちます。
素早く動くことも大切なので、後ろから追いかけたりもしながら
楽しく体を動かしています。
子ども達は楽しくなってくると、興奮して話が聞けなくなったりすることもありますが、
ゲームを進めるためには騒ぎたい気持ちを抑制して
指示を聞くことが必要になります。
そんなことも頭において、工夫しながら指導をしていきたいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
今日ご紹介するのは、鉄棒遊びの「さるクレーン車」です。
鉄棒にぶらさがっておさるさんのようになったら、
下に置いてある積み木やブロックを両足で挟んで持ち上げ、前にいる先生に渡します。
この時にできるだけ高い位置まで足を上げることがポイントなので、
つかんだものを渡す位置を少しづつ高くしていきます。
できるかできないかくらいの高さだと、子ども達は全力で挑戦できるので、
1人1人に合わせた高さで挑戦できるようにしています。
なかなか足が上がらない子には、お尻を支えてあげたり、
持ち上げる物を足の近くまで持っていってあげたりする補助もします。
少しづつで良いので、力をつけられるようにして行っています。
ある程度できるようになったら、ポイント制にして競争してみるのも
とても盛り上がるのでやっていこうと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
私達の教室でいつも行っている柳沢運動プログラムは
技術の習得よりも、それまでの過程を重視しているので、
1つの動きを習得するまでにさまざまな段階の、
さまざまな種類の動きを体験することができ、
全身の発達が促されると共に心の発達も促すことができます。
今日は運動プログラムの中の「ウルトラマンジャンプ」のご紹介です。
床にマットを何枚も敷いて、マットとマットは少し離すようにしておきます。
子ども達はマットの上だけを跳んで進んで行きますが、
マット同士が離れているので大きくジャンプしなければいけません。
そのためには両足をくっつけて膝を曲げて力をためて、
腕も振って反動をつけて跳ぶことがポイントです。
この跳び方で、上半身と下半身を連動することができ、
脚力や腹筋も育てていくことができます。
また、マットとマットの間隔を近くしたり遠くしたりと変えることで、
そのたびにジャンプの大きさを変えなければいけないので、
頭の中で動きのシュミレーションが行われ、脳の前頭葉を刺激することができます。
前頭葉を活性化させることは日常生活のレベルアップにつながるので、
いつも意識しながら取り組んでいきたいと思います。