脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
自閉症スペクトラムなどの発達障害がある子ども達は、
先天的に聴覚よりも視覚優位なことが多いので
人の話し言葉に注意を向けることが難しい傾向にあります。
さらに、言葉に含まれるニュアンスや、
その裏側にある気持ちなどを推察することも困難なため、
人とのコミュニケーションは苦手です。
まずは伝え方に工夫をしながら、少しずつ人と会話をする力も
つけていけるように促していきたいと思います。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「コウモリ予測じゃんけん」をご紹介します。
鉄棒で逆さまにぶら下がる「コウモリ」に変身し、
手を離して指導者とじゃんけんをします。
ただのじゃんけんではなく「予測」なので、
先に指導者が出す手のヒントを伝えて、
何を出すのかを考えてからじゃんけんをします。
そうすることで「聞く力」や「考える力」を刺激することができ、
さらに逆さまの状態なので、普段よりもたくさん頭を使います。
子ども達が集中して聞ける状態を作りながら行い、
相手に興味を持つことも覚えていければと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ADHDでは、自閉症スペクトラムの人と違って
空気が読めない、相手の気持ちがわからないということはないので
会話の苦手さはないように思われがちですが、
原因は違えど、ADHDでも会話の苦手さはあります。
会話をするには、相手の言った言葉を一時的に記憶して
会話のつながりを保つことが必要になるので、
ワーキングメモリが弱いことで会話がスムーズにできません。
そのため、会話をすることに苦手意識を持ち、
人と関わることをやめてしまうと、どんどん苦手になってしまいます。
会話をすることは生きていく上で欠かせないものなので、
少しずつ練習していくことが大切です。
ワーキングメモリは運動によって鍛えることができます。
こどもプラスでは、運動あそびによる運動療育で体を動かし、
同時に心や脳も育てることを大切にしています。
その運動療育プログラムから「リズムに合わせてグーパー跳び」
をご紹介します。
床に縄などで2本線を引き、線の中をグー、線の外をパーの姿勢で
跳びながら進んでいきます。
グーは両手を曲げて胸の前にくっつけ、足を閉じてジャンプ。
パーは両手両足を伸ばして大きく広げたジャンプです。
これを、指導者の出すリズムに合わせて行なってみます。
自分のリズムではなく人のリズムに合わせて動くことは
とても高度な動きで、脳の前頭前野に良い刺激を与えてくれます。
少しずつスピードアップしながら、楽しんでやっていきたいと思います。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ASD(自閉症スペクトラム障害)の中には、分類すると
孤立型、受動型、積極奇異型のタイプがあるといわれます。
また、成長と共にタイプが変化していくこともあります。
それぞれに持った特性は異なりますが、
共通するのはコミュニケーション能力、想像力の部分での困難さです。
発達障害は生まれつきのものですが、適切な理解と対応、
そして療育によって必ず成長します。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「足引き飛行機」をご紹介します。
子どもはうつ伏せに寝転がり、顎を少し持ち上げて浮かせ、
腕は飛行機の羽のように横に広げます。
そしたら、指導者がその両足を持って後ろに引っ張っていきます。
子どもは顎と腕を維持し、バランスを崩さないようにします。
顎が床につかないように頭を持ち上げることと、
腕を広げて上げることで背筋がしっかり刺激されるので、
日常生活で背すじを伸ばした良い姿勢を維持する力になります。
筋力の強い子、弱い子全員が楽しめるように
それぞれに遊び方を工夫しながら遊び、
基礎的な力をしっかりつけていけるようにしています。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ADHDでは、過集中や注意欠陥の症状によって
周りのことが見えなくなってしまうことがあります。
これは、周囲の人とのトラブルや浮いた言動の原因になり、
多くの失敗経験につながってしまいます。
成長と共に自分の特性に気付き、対処法を覚えていくこともできますが、
小さい頃からの療育による取り組みもとても効果的です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供する運動療育プログラムの
「富士山」遊びをご紹介します。
まず、2人ペアを作ります。
ペアの友達と向かい合って体操座りをし、
両手をつないで足裏を合わせるようにします。
そしてゆっくり足を上に上げていき、富士山を作ります。
大事なポイントは、友達と一緒にタイミングを合わせて
足を上げていくことです。
相手と動きを合わせることで社会性の発達につながるので、
その子のペースに合わせて、人と関わる遊びを取り入れるようにしています。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
学習障害(LD)のある子ども達への教育で必要なことは、
その子が苦手な部分やその子の特性を理解し、
環境調整や伝え方の工夫、得意な分野を伸ばし、
苦手なことは無理強いしないこと、などがあります。
そして、何よりも大切なのが情緒面でのフォローです。
発達障害の子ども達は、周りの友達はみんなできるのに自分だけできない、と
自己肯定感を下げてしまいがちなため、
精神的な二次症状に発展してしまうことも少なくありません。
こどもプラスの教室では、子ども達の自己肯定感を育てることも大切にしています。
主軸の運動療育から「両手ハイタッチ」という遊びをご紹介します。
子どもと向かい合って立ったら、両手を子どもに向けて出し、
両手同時にジャンプしてタッチしてもらいます。
低かったり高かったり、右手と左手で高さを変えたりしながら、
判断力や空間認知能力、跳躍力、瞬発力などを育てていきます。
ジャンプ遊びでは、足の指先の踏ん張り力や体幹も鍛えられるので、
小まめに取り入れて力をつけていけるようにしています。
脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
幼児期は、知的障害のある発達障害が見つかりやすい時期です。
知的障害のない発達障害の場合は、症状が軽度だったりすると
幼児期に見つけるのは難しいことがあります。
発達障害への療育は、早いほど効果が上がりやすいので、
できるだけ早い段階で動き出すことが大切になります。
私達こどもプラスの放課後等デイサービスには、
就学前の小さなお子さんも通うことができます。
そして、療育内容も体を楽しく動かす「運動あそび」がメインなので、
遊んでいる感覚で記憶力や判断力、2つのことを同時に行なう、
言語力やコミュニケーション力などたくさんの力を身につけていくことができます。
運動療育プログラムの「平均台で魚釣りゲーム」をご紹介します。
まず事前に魚や釣竿は製作の時間などを使って作っておきます。
この魚を、平均台の周りにたくさん置いておき、
平均台の上から釣竿を使ってひっかけて釣ります。
平均台の上は狭いので、落ちないように足の指先や腹筋背筋にも
力を入れて踏ん張らなければいけません。
これによってバランス感覚が身につきます。
そして、魚を釣るために正確に魚の位置を把握し、
糸、釣竿、自分の腕の長さや角度などを見極める空間認知力も養われます。
難しすぎるとやる気をなくしてしまうので、
最初は平均台の近くに魚を置いて、少しずつ遠くの魚を目指しながら
楽しく身体能力を向上させていきます。