脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ADHDは、不注意優勢型と多動/衝動性優勢型、
両方の特性を持つ混合型の3つのタイプに分けられますが、
中でも混合型タイプの人が一番多いとされています。
子どもの頃は、授業中じっと座っていられなかったり、
興味のままに動き回ってしまうような多動性の部分が
目立つことが多いですが、大人になるにつれてそのような
体の多動は治まってきます。
しかし、体の多動は治まっても、頭の中の多動は残る場合も多く、
不注意特性も残るので、生活面での困り事はなくなりません。
原因に合わせた対処法をしていくことで改善できてくるので、
放課後等デイサービスの活動でも、個々に特性に合わせて
適切な支援をしていきたいと思います。
今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
「合図で逃げる」をご紹介します。
まずはマットなどで逃げる場所を設置します。
そして合図があったら、素早く逃げる場所まで移動します。
合図は「よーいドン!」「鬼がきたー!」「1.2.3!」
などの言葉や、「笛が鳴ったら」「赤いカードが出たら」などの
方法で、子どもに合わせた合図を出していきます。
合図があったら走り出すので、集中できるように配慮し、
慣れてきたら少しずつ難易度を上げ、
聞く力、記憶力、集中力、判断力などもしっかり育てて
いけるようにしています。
合図に素早く反応して動くことがポイントなので、
後ろから追いかけたりしながら楽しく体を動かして
遊んでいきたいと思います。
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