脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ADHDの子ども達は、物事の優先順位をつけるのが苦手で、
思いついたら端から手をつけてしまいがちです。
そのため、気がついたら部屋の中がぐちゃぐちゃに
散らかっていたり、出かけなければいけない時間になっても
身支度や荷物の準備ができていなかったりと、生活に様々な支障があります。
そして、これは脳の特性なので、本人がいくら気を付けようと努力しても
なかなか難しいのです。
症状の程度によっては、投薬と療育を並行して行なうこともあります。
投薬による治療は、失敗経験を減らして成功体験を増やし、
自信をつけたり自己肯定感を回復させるという目的もあり、
療育の効果を高めることにもつながります。
子ども達の能力を最大限に引き出せるように、
療育活動の中でも成功体験の積み重ねを大切にしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ジグザグスキップ」をご紹介します。
床にテープ等でジグザグコースを作り、その中をスキップで進みます。
コースからはみ出さないように進むには、
ジグザグのコースをしっかり視覚で捉えながらスキップをしていく
必要があり、空間認知力や先を読む力、身体コントロール力など
多くの力が必要になり、育ちます。
また、スキップは腕を振るタイミングとジャンプのタイミングを合わせて
一定のリズムで進む動きなので、一度に複数のことに意識を
向ける必要があり、とても頭を使う動きです。
スキップ自体がスムーズにできないと難しいので、
スキップ遊びが十分に上達してから取り入れ、
集中力や、体を器用に動かす巧緻性を強く育てていきたいと思います。
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