脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
発達障害の中でもASD(自閉症スペクトラム)の子ども達では、
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚といった五感の
過敏性を持っていることが多くあります。
この過敏さによる不快さはなかなか想像しづらいですが、
本人にとっては耐え難い苦痛で、様々な体調不良につながったり
パニックのきっかけになることもあります。
子どもは特に、自分の不快さや苦痛に感じていることを
言葉にして相手に伝えるのが苦手な場合が多いので、
身近な大人がしっかりと観察してあげることで原因を取り除いたり
環境を調整する必要があります。
そうすることで子どもの不安やストレスを軽減できたり、
パニックや問題行動を予防することにもつながります。
発達障害を持つ子ども達が安心して過ごせるように
私達も1人1人への支援を大事にしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから「集合ゲーム」を
ご紹介します。
まずは、集合する場所をマットなどで3~4箇所ほど
用意しておきます。
そして、「赤いマット」や「縄の中」などと集合する場所を
指示するので、子ども達はそこへ素早く移動します。
最初のうちは、集合場所をスタート位置からできるだけ直線上に
設定し、子ども同士がぶつかったり転ばないように配慮します。
慣れてきたら集合場所をかえたり、さらに言語理解を高めるような
指示の仕方、動作の追加などをして遊んでいきます。
この遊びでは、語意力や記憶力、集中力、判断力、抑制力、
空間認知力などを育てることができ、身体面でも足の指先の力や
瞬発力などの基礎筋力を養うことができます。
個々に合わせて必要な力をつけられるように難易度調整をしたり、
特性、興味に合わせた工夫をして楽しく遊べるように
提供していきたいと思います。
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