脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
社会的スキルは、社会の中で他者と関わりながら
共に生活をしていくための能力です。
生まれつき持っている力ではなく、子どもが成長の過程で他者と
関わっていくことで自然と身に付けていく力ですが、
発達障害のある子ども達は身につきにくく、トレーニングが必要になります。
この社会的スキルを身に付けておくことは、良好な人間関係の構築や
スムーズな社会適応に欠かせません。
日々の療育活動の中で少しずつ育てていきたいと思います。
こどもプラスの放課後等デイサービスで主軸としている、運動療育の
プログラムの中から「サルのカップキック」をご紹介します。
鉄棒に逆手でつかまり、腕を曲げた状態でぶら下がります。
この姿勢のままで、目の前に出されたカップをキックします。
鉄棒の前で赤と青などの2色のカップを掲げておき、
どちらのカップをキックするか伝えるので、素早く
指示された色のカップを足でキックします。
できれば足を揃えて両足キックするのが良いですが、
最初のうちは片足キックでも構いません。
腕を伸ばしてぶら下がっているとキックを出すのが遅くなり、
左右に体を動かそうとしても腰から下が動くばかりで
狙ったところをキックすることができません。
必ず腕に力入れて曲げた状態でできるように、
補助もしながら行っていきます。
慣れてきたら、色の指示を少し複雑にしながら挑戦していきます。
ぶら下がりで筋力に負荷がかかっている状態で
頭を使って考えることで、脳のワーキングメモリ強化につながります。
運動あそびによって身につけた力を日常生活で活かせるように
1人1人へのより丁寧な指導を心がけていきたいと思います。
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