脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
ADHDの子ども達は、注意が散漫だったり、じっとしているのが難しく
衝動的に行動する傾向があります。
個々によってどの特徴が強く出ているかは変わりますし、
年齢を重ねることで行動の傾向が変化していったり
特徴が弱まることもあります。
特に行動面での多動や衝動性は減っていくことが多いですが、
本人の中では頭の中の考えが整理できなかったり、
どんなに気を付けようと思っていても忘れてしまったり、
思いつきで行動してしまう、感情のコントロールが苦手など
様々な困り事を抱えていることが多くなります。
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室では、
子ども達の今の困り事だけでなく、将来を見据えながら
臨機応変に対応していくことを大事しています。
今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
「平均台の上から魚釣り」をご紹介します。
魚釣りに使う魚と釣竿は、事前に作っておきます。
魚には磁石や洗濯ばさみなどを付けて、竿で釣れるようにしておき、
平均台の周りにばらまきます。
そして、1人ずつ平均台の上から釣竿を垂らして魚釣りをします。
平均台からうまく魚釣りをするには、魚と釣竿との距離を測る
空間認知力と腕から指先、釣竿までの連動が大事になります。
また、平均台から落ちないようにバランスを保たなければいけないので、
つま先の踏ん張り力やバランス力、そして集中力が強く養われます。
最初は立ったままで行ないますが、慣れてきたらしゃがんだ姿勢で
行ない、魚の位置も平均台から少しずつ離して難易度を
上げながら挑戦していきます。
また、ポイント制にしてみたり、友達と競争してみたりしながら
いろいろな遊び方で楽しく遊んでいきたいと思います。