ASDでは急な変更が苦手ですが生活の中では多々あり、対応力をつける必要があります。 脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレイン

脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。

私達の日常生活では、予期しないことが多々起こります。
欲しい物があって買い物に行ったら売り切れていた、
いつも行くお店がリニューアルされていた、
いつもの道が工事で通れなかった、など様々な場面で
そうしたことがあります。

その場合、違う物で対応したり、諦めて納得することが
できにくいのが、ASDの子ども達です。
ASDの人は、常に先の見通しが立たないと不安でいられないので、
予期しないことが起こると見通しが崩れてパニックになってしまいます。
ただ、予期しないことや急な変更は社会に出ればどんどん
多くなるので、少しずつ対応力をつけていく必要があります。

こどもプラスの放課後等デイサービスでも、
子ども達の将来を見据えた支援を大切にしています。

今日は、私達の教室で提供している運動療育プログラムから
「フープまたぎくぐり」をご紹介します。
フラフープを椅子にかけて、高さのある障害物を作ります。
この障害物を1往復します。

まずはフープに当たらないように、
フープをまたいで中に入り、反対側をまたいでフープの外に出ます。
帰りはフープの中にまたいで入ったら、
出る時はその場でうつ伏せになり、地面を這うように進む
ワニ歩きでフープの外に出ます。

この時に頭やお尻がフープに当たりやすいので、
最後までフープに当たらないように、
見えない部分にまで意識を向けて慎重に進みます。
最後まで集中するのが難しかったり、苦手な子は、
フープの代わりにまっすぐな棒で行なうようにします。

高さのある障害物を使って、当たらないようにまたいだり
くぐったりすることで、身体周辺感覚やバランス感覚が育ち、
普段から転びにくくなります。
速さよりも正確性を大事にしながら、
しっかりと力の発達を促し、日常生活に活かせるようにしています。

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