発達障害では視覚優位が多く、周囲の配慮が必要です。 脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレイン

脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。

私達が頭の中で情報を理解、整理、記憶し、表現する能力を
認知特性と言い、視覚優位や聴覚優位、言語優位など
人によって得意な能力に個人差があります。

発達障害のある人では、視覚優位の場合が多く、
言語や聴覚による認知には極端に苦手さを示すことが多いです。

認知のズレは誤解やトラブルの元にもなります。
個々の理解しやすい方法、インプットやアウトプットがしやすい
方法でコミュニケーションを取ることが大切です。

今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「しゃがみカニ歩き」をご紹介します。
平均台の上に横向きでしゃがんで乗り、両手は顔の横に上げて
チョキにして、つま先立ちで横に歩いていきます。

平均台の上をしゃがんで横歩きをするだけでも難しいですが、
つま先立ちで背すじを伸ばして歩くことでかなりのバランス力と
足の指先の踏ん張り力を必要とします。
すぐにバランスを崩してしまう場合は平地で練習をしたり、
指導者が手をつなぐ補助をします。

この遊びでは、バランスをとるために全身の筋力調整をする力が
強く養われます。
この力が育つと、普段人の話を聞く時に体を静止させて
聞くことができるようになってきます。

慣れてきたら平均台の上に縄やスリッパなどの障害物を置いて、
またいでいくようなアレンジを加え、さらに強いバランス力と
足を上げることで腹筋や下半身の筋力も育てていきます。

最初から長い距離だとやる気をなくしてしまいやすいので、
短めの距離から始めて少しずつステップアップしていきます。

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