ASDでのオウム返しはコミュニケーションの上達と共に無くなってきます。 脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレイン

脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。

ASD(自閉症巣ペクトアラム)の子ども達では、相手に言われた言葉を
そのまま返す「オウム返し」がよく見られます。
これは、言われた言葉の意味がわからない時や
意味はわかっても実際何をしたら良いかわからない時、
困ってしまった時などに起こります。

最初のうちはお互いに大変ですが、意味が理解できていないようなら
違う言葉で説明したり絵カードを使うなどの方法で、
少しずつ言葉の習得を手助けしていくことが大切です。
言葉の理解力が上がってくると次第におさまってきて、
適切な返答ができるようになってきます。

焦らずに少しずつ、コミュニケーションがとれる楽しさや便利さを
感じてもらうことが大切です。

こどもプラスの放課後等デイサービスでも、言葉の発達には
力を入れています。
運動あそびの中では言葉もたくさん使うので、語彙力や語意力を
養うのにとても効果的です。

今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
「おつかいゲーム」をご紹介します。

スタートラインから少し離れたところに、絵カード、帽子、
ぬいぐるみ、色付きの紙コップなどいろいろな物を
並べて置いておきます。

子どもはその中から指導者に指示された物を持ってきますが、
ただ歩いて持ってくるのではなく、
例えば
「クマ歩きで「バ」から始まる黄色くて細長い物を持って、
戻ってきましょう」
「後ろ歩きで行って、頭にかぶる物を持ったら
帰りはカンガルージャンプで戻ってきましょう」
のようにいくつもの条件を指定して行ないます。

条件の複雑さや指示の出し方などは、個々に合わせて行ない、
簡単すぎたり難しすぎたりしないように調整して遊びます。
この遊びでは、コミュニケーション能力や集中力、抑制力、記憶力
などの力の発達を促してくれます。
無理なく力をつけていくことができるように
個々に合わせて難易度調整や環境調整をしていきます。

また、運動あそびの時間以外でも子ども達を伸ばす機会は
とてもたくさんあります。
様子に合わせてうまく取り入れながら、効率的に能力アップを
目指せるようにしたいと思います。

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