脳を育てる運動療育センター 放課後等デイサービスのチャイルド・ブレインです。
子どもが宿題をやらなくて困るというのはよく聞く話ですが、
発達障害の特性を持つ子ども達が宿題をやらない場合の理由は
単に「やりたくない」というような次元の問題ではなく、
「やりたくてもできない」それぞれの理由があることがほとんどです。
例えばLD(学習障害)の特性がある子では、努力だけでは補えない
苦手な分野があったり、ADHDの特性がある子は、1つのことに長く集中する
ことが困難だったり、興味関心のないことに取り組むのが苦手だったりと、
発達障害による脳の特性によって、「やらない」のではなく
「できない」ことがあります。
その理解があるだけで、子どもの成長度合いは大きく変わってくるので、
症状や特性に合わせた療育支援がとても大切です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムから
「スキップ鬼ごっこ」をご紹介します。
鬼ごっこをスキップで行ないます。
逃げる子も鬼の子も、全員走らずにスキップだけで
行なわなければいけないというのがルールです。
鬼ごっこなので、速く進みたくて途中で走ってしまいたくなりますが、
その気持ちを我慢してルールを守ることで、
抑制力や感情コントロール力、社会性を強く育てていくことができます。
また、スキップで速く進んだり、素早く方向転換をすることでは
足の親指で地面を蹴る力や身体コントロール力、バランス力などが
しっかりと養われるので、運動面の上達はもちろんですが
日常生活での動作の向上にもつながってきます。
トレーニングではなくあくまでも「遊び」として取りいれることで、
子ども達が身に付けられる力はとても大きくなるので、
1人1人が楽しく取り組むことができるように工夫しながら
活動していくように心がけています。
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